ブログ

3Dモデルを「触れる」ツール?DESIGN MANUFACTURING CLASS in KUDAN #08 イベントレポート

ケイズデザインラボが培ってきたデザインや製造に特化した3Dツールテクニックや、機材を活用したビジネス開発、助成金取得にいたるまで、様々なノウハウを共有するオープンイベント「DESIGN MANUFACTURING CLASS in KUDAN」(通称DMC in KUDAN)。
2018年8月17日(金)の回は、夏休み期間ということもあり、受講対象を学生さんにも広げました。Geomagic Freeformを使用して3Dデータ作成を行う「デザインモデリング体験クラス」開講です。

CADとはまた違う、ボクセルデータってどんなものか

ちょこちょこ登場する、ケイズデザインラボ取り扱いのソフトウェア「Geomagic Freeform」(以下、Freeform)。改めて、どんなソフトウェアかをご紹介します。
Freeformは『ボクセル』を用いて3Dデータを表現し、そのボクセルを増やしたり減らしたり、移動させたりしながらモデリングを行います。CADやCGでは表現しきれない有機的な形状をもった製品のデザインや、微細な表面のテクスチャーを表現することが可能です。

freeform_boxel

『ボクセル』は、粒子の集合体です。Freeform上の3Dモデルは、質量を持つ細かな粒子で構築されています。
ボクセルは、言うならばピクセルにZ軸情報がプラスされたもの。ピクセルと同じく、ボクセルの細かさはモデルの精度に比例します。ボクセルが細ければ細かいほどモデルの精度も細かくなりますが、データ容量は重くなります。これにより、有機形状やシャープなデザインなど自由度の高い造形が得意なのです。

  

と、説明はこの辺にし、早速触ってみましょう。エンジニアリングスタッフから画面の見方と操作についてご案内し、まずは基本的な「彫る」という動作から行います。Freeformでのモデリングは、特徴的なペン型のデバイスを用いて操作します。

  

わ、なんだこれ!すごい!とあちこちで声が上がります。Freeformのペン型デバイスは、操作すると、立体に触れる・彫る・引っ張る、などの感触が、デバイス越しに返ってくるのです。実際に3Dモデルに触れているかのような感覚が手元に伝わり、手元に対象物があるかのような、自由で繊細なコントロールが可能です。
いうなれば、デジタル上で彫刻をするようなイメージです。

 

操作に慣れたところで、3Dモデルを一つ作ってみます。本日は2人で1台Freeformを使用。ゆっくり丁寧に操作を実行する方もいれば、コツをつかみサクサクと動かす方もおり、データの作り方にも個性が現れます。

他分野で活用される、ボクセルの可能性

後半戦は、Freeformの活用事例をいくつかお話。有機形状だけでなく、CADに持っていくためのデータも作成できます。
余談ですが、Freeformは2000年に日本に上陸しました。18年間、ペン型デバイスの形がほぼ変わっていません。近年マシンが64bit化したことで、ノートPCで動かせるようになったのです。

  

事例紹介の後は、3Dモデルをもう一つ作成。CADではなかなか難しい、ボクセルモデラーならではのデータ作成を体験いただきます。

 

体験後は、参加された方、学生さんを中心にFreeformについてのご意見をいただきました。
「アナログなのに仕上がりはデジタル。技術が楽しんで身につけられそう」
「感触は返ってくるけど、握った感覚がないので、入力の仕組みが変わると面白そう」
「デザイン工学、CADだけでできるデザインではなく、ニュートラルな場所で使えるツール」

本日は大学の先生にもご参加いただき、形を造形する授業についてお話をいただきました。近年デジタルに対しての敷居は低くなっているため、初年度は紙粘土を触っていただくそう。デジタルとアナログをうまく切り分けられるのが理想、とのこと。

仕組みを理解することで、はじめてツールの使い道が浮かびます。3Dのソフトというと、CADやCGのような「かたい」「難しそう」というイメージを持たれがちですが、そんなときはFreeformを思い出してくださいね。

おかげさまで、今回も満員御礼。次回のDMCは現在企画中です。どんなツールを使うのか、どうぞご期待ください。

イベント概要

 『DESIGN MANUFACTURING CLASS in KUDAN #07』
 Freeformによるデザインモデリング体験
 2018年8月17日(金) 16:00〜18:00

イベント情報は随時更新いたします。ご参加やイベントに関するご質問等、お気軽にお寄せください。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページ上部へ戻る