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オーガニックデザインOrganic Design
オーガニックデザイン
オーガニックデザインとは、Freeformを活用したボクセルモデリングによるデザインで、CADでは実現できないデザインデータを、少ない制約条件でハンドリングし、CADでのモデリングでは破綻してしまう形状も、プロセスにボクセルを取り込み、実現可能・生産可能な形状を作り出す手法です。

かつての「オーガニック・デザイン」とはシンプルに「有機的なデザイン」のことで、主にミッド・センチュリーの製品デザインのスタイルのことをさします。時代背景により、柔らかで、温かみのある有機的な曲線で構成されたフォルムが多いことで有名です。単に表面的な装飾や図案ではなく、量産を前提とする製品の機能や構造と直結し、新しいテクノロジーや材料研究、人間工学とも深く関わっているのが特徴であると言えます。このカルチャーからのプラスティック素材開発は、よりアーティスティックで近未来的な表現を実現していきますが、デザインが機能性から離れる傾向も顕著となりました。

ボクセルデータを3Dデータプロセスに組み込むことで、CAD的制約や数値に捉われない形状変更が可能となります。
弊社が思い描く「オーガニックデザイン」は、元来人間が持つ、有機的な形状や理にかなった自然の機能などを取り入れたプロダクトデザインを、デジタルテクノロジーで実現することを目指します。
ボクセルとデジタルマニュファクチャリングの融合
ボクセルは自由度の高いモデリング手法ですが、デジタルデータである以上、コントロールは十分に可能です。3Dプリント、樹脂成型に応じた肉厚の調整、金型作成時のアンダーカットのコントロールを行う事で、「必ずアウトプットする」事が保証できる、デジタルマニュファクチャリングを担保できるファイルフォーマットです。
この事が、オーガニックデザインをプロダクトに反映できるという大きな強みです。